犬のヘルニアの3つのおすすめ治療法とは?!

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犬も人間と同様にヘルニアになることがあります。

 

種類は色々ありますが、

犬がなりやすいヘルニアは椎間板(ついかんばん)ヘルニアです。

 

 

椎間板とは、

背骨の骨同士がぶつかるのを防ぐために間に入っているゼリー状のクッション材で、

椎間板ヘルニアは椎間板に過度な負荷がかかり変形してしまうことで起こります。

 

激しい痛み痺れをもたらし、

 

重症になると神経が麻痺して手足に力が入らなくなります。

歩くことはおろか、身体を支えられなくなることもあります。

 

 

そんな椎間板ヘルニアの治療法をご紹介します。

 

 

 

軽い症状なら一般的には内科療法

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内科療法は脊髄の圧迫の軽度な子、

症状の軽い子に対しておこなわれます。

 

内科療法の基本は安静にすることです。

 

 

安静というのは散歩などに行かないという程度のものではなく、

 

ケージレストといって、

トイレなどに出すとき以外は、狭いケージの中でじっとさせておく、

というかなり積極的な安静です。

 

 

安静の期間は脱出した椎間板が安定する4〜6週間は必要となります。

 

 

そして、軽度の場合は投薬治療や、温熱療法などで経過をみることが多いです。

 

急性で痛みが強いようなケースでは、

 

抗炎症作用や鎮痛作用のある薬、NSAIDS(非ステロイド系消炎鎮痛剤)

またはステロイドの内服をだいたい1~数週間必要です。

 

 

また、レーザーなどを併用する場合もあります。

 

痛みが和らいでから温熱療法が行われます。

 

 

炎症は通常1週間程度で治まるので、

治れば血流抑制作用もあるステロイドの服用を中止します。

 

 

だらだらとステロイドを服用し続けるのは、

血の巡りを悪くし、自然治癒の邪魔をしたり、副作用をもたらすので、要注意です。

 

 

 

炎症が治まって痛みがなくなると、

愛犬は当然元気を取り戻してはしゃぎ回りますが、

ケージレストを1ヶ月は続けましょう。

 

 

最も大切なのはケージレストによる安静で、

薬物は補助的なものでしかありません。

 

飼い主さんの中には1ヶ月もケージの中に入れておくのはかわいそうだと、

ケージレストが守れない方も少なくはありません。

 

 

 

でも、内科療法を選択した場合は、くれぐれもケージレストを守りましょう。

 

それが愛犬のためなのです。

 

 

 

重症化していたら外科治療法

 

外科療法はいわゆる手術のことです。

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内科治療で対応が難しいほど重症化している場合は、

外科治療として手術を行うことになります。

 

外科療法で最も大切なことは、原因となっている椎間板の場所を特定することです。

 

手術の場所を特定するためには、脊髄造影、CT、MRIなどの検査をおこないます。

 

 

そして、脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除きます。

 

手術では、原因となっている脱出した椎間板物質を取り除きますので、

術後にケージレストは必要としません。

 

術後は早期にリハビリをおこなっていきます。

 

 

 

しかし、手術時には、

CTなどの検査や、麻酔によって心意的なストレスや身体に大きな負荷がかかります。

 

 

ですから、内科治療で対応可能な段階で

早期に動物病院を受診することが大切です。

 

 

 

鍼治療という優れた治療法!

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1番お勧めしたい治療法として、

あまり知られていない鍼治療があります。

 

後脚麻痺(下半身麻痺)で歩けなかった犬が鍼治療によって散歩に行けたり、

以前のように走れるようになったという例もあります。

 

2ヶ月くらいを目安に通院すればだいたい結果が出るそうです。

 

 

鍼治療と聞くと”効きめが遅い”

 

“その場しのぎの治療”

 

といったイメージがあるかと思います。

 

 

 

ですが実際にはまったく違うのです。

 

何と言っても、犬にかかる負担が少なく、とても安全性の高い治療法です。

すでに鍼治療を導入している動物病院もあります。

 

 

鍼を打つことで痛みが緩和し、

筋肉の緊張を解き、

圧迫されていた血管を広げ、

血行を回復させます。

 

この良い流れがさらに痛みを軽減することになります。

痛みを断つことになり、これが鎮痛効果を持続させるという考え方です。

 

鍼治療で改善する子は1割2割ではなく7割はいると聞きます。

 

 

そのうえ安全性が高く犬への負担はとても軽減され、

手術と違って後遺症が残ってしまうような心配もまずありません。

 

 

 

まとめ

 

 

椎間板ヘルニアは時間との勝負です。

 

症状が出たらできるだけ早く、

的確な診断や治療ができる病院に

連れて行ってあげて下さい。

 

 

以下のような症状が見られたら要注意です。

 

 

1.触ったり、抱っこすると痛がって嫌がる。

 

2.足を引きずったり、爪をすったり腰をフラフラ揺らして歩くといった変な歩き方をする。

 

3.排便・排尿がうまくできなかったり、痛みを感じていないなど、神経の障害が表れる。

 

 

上記の症状のうち1が最も軽く、3が最も重い症状です。

 

症状が軽いほど完治する可能性が高くなりますが、

 

 

3のように神経症状が出ると、

完治が難しいといわれています。

 

全力疾走や何度もジャンプするなど、

背骨に大きな負担を掛けるような運動をさせないのが一番の予防策です。

 

 

また、バランスの取れた食事を与え、

肥満を予防するのも負荷軽減の観点から重要な点になります。

 

カルシウムは不足しても過剰摂取でも病気の原因になります。

 

犬種に合ったバランスの良い食事を与えることが重要です。

 

 

背骨や脊髄を痛めてしまうヘルニアは、

犬も人と同じように後遺症が残る危険性がある怖い病気です。

 

日頃からの予防を心がけ、

発症の疑いがある場合はできるだけ早期に治療を開始してあげましょう。

 

早期発見することで、愛犬の苦しみはかなり軽減できます。

 

 

普段のスキンシップのなかで、

愛犬に異変がないか気づいてあげることが

ヘルニア改善の第一歩となるでしょう。

 

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