犬が仰向けで寝るのはどうして?

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犬が仰向けで寝ている姿って、なんだかとてもかわいらしいですよね。

 

かわいらしいんですが、骨格的になんとなく辛くないのかなぁと思ったりもします。

自分からしている格好ですから、リラックスしてはいるのでしょうけれど‥‥。

 

それにしても、どうして仰向けで寝るのでしょうか?

その辺りが気になりますよね。

そこで仰向けについて書いてみました。

 

 

 

どうして仰向けで寝るの?

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骨格で覆われていない腹部やのどは犬にとっての弱点です。

 

その弱点を見せるということは相手に対して、

全幅の信頼を置いて安心しきっていることを意味します。

 

仰向けで寝るという行動は日常生活の中でよく見かけますが、

実は状況に応じて様々な意味があります。

 

他の犬や人に対して何らかのメッセージを含んでいる時と、

メッセージも含んでいない時とがあります。

暑い時や激しい運動をしたり神経を異常に使った時に仰向けで寝ることが多いようです。

 

 

具体的には、

 

「背中がかゆい」

「暑い」

「眠い」

 

などが含まれます。

 

 

すべてに共通しているのは、他の犬や人間に対して、

何かメッセージを伝えようとしているわけではないと言う点です。

 

ただし、仰向けで寝るのは、危険が全くないとわかっている場所でのみです。

少しでも危険がありそうな場所で、

すぐに起き上がれないような体勢でいるわけにはいきません。

 

そのせいか、仰向けで寝るのは室内犬が多いようです。

仰向けで眠っているときは、深い眠りなので、ゆっくり寝かせてあげましょう。

 

 

 

メッセージを含む仰向け寝とは?

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メッセージを含んでいる場合の具体例は主に以下のような種類があります。

 

 

服従

 

劣位にある犬が優位にある犬や人に対して

「降参です」

という意思を伝え、怒りの矛先を納めてもらうときに見せる行動です。

 

 

 

遊び

 

遊びに夢中な犬たちの間で見られる行動のことです。

遊びの中で犬が見せる腹見せ行動にも、防御的・攻撃的・誘発的とがあります。

 

「防御的腹見せ」とは相手の攻撃をかわすために取る防御姿勢のことで、

「攻撃的腹見せ」とは噛み付く直前に取る攻撃態勢のことです。

 

また

「誘発的腹見せ」とは

「もっと遊ぼうよ」と相手を誘うときに見せる行動のことで、

自発的に自分を不利な体勢に置くことから「セルフハンディキャッピング」とも呼ばれます。

 

すべての腹見せに共通しているのは、遊びの一部であるという点です。

 

 

 

おねだり

 

「おねだりの腹見せ」とは、

人間との共同生活の中で学習した結果としての行動です。

 

例えば、

仰向けで眠っている時に飼い主の方がやってきておなかをなでてくれたとします。

 

そのときの気持ち良い感覚と「腹見せ」という行動を結びつけて覚えた犬は、

なでて欲しくなった時、自発的にお腹を見せるようになります。

 

 

このように、「腹見せ」と何らかの報酬が結びつき、

人間に対して何か要求がある時のみ見せるようになるのが「おねだりの腹見せ」です。

 

怒られそうになると急にひっくり返る犬は、

そうすることで飼い主の方が笑って許してくれるという場面を、

過去に経験したことがあるのかもしれませんね。

 

 

また、仰向けになっている時、しっぽはどうなっているでしょうか。

知らない人や犬の前で仰向けになり、

しっぽをお腹のほうに巻き込んでいる場合は、

知らない人の威圧感や出会った犬の体の大きさに驚いて、

自分は敵ではないと体で表現している緊張状態にあります。

 

 

もし、慣れ親しんだ飼い主や家族の前でしっぽを巻き込んでいるのであれば、

その直前に何かを注意したり、怒られたりしたからかも知れません。

 

もしそうだとしたら、怒られたことを反省しているポーズです。

 

 

 

仰向けで寝ることの注意点

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仰向けで寝ること自体には、病気は関係ありません。

 

ただし、

犬種によっては、仰向けのポーズを長時間しない方が良い場合もあります。

 

パグやシーズー、フレンチブルドックなど鼻先が詰まった短頭首犬は、

鼻腔が狭く、鼻腔から口頭、のどの入り口や奥の上部気道が詰まりやすいので、

気管虚胱を誘発しやすいと言われています。

 

 

また、ダックスフントやコッカ―スパニエル、ペキニーズ、シーズー、柴犬、

パピオン、ビーグル、プードルなどの軟骨異栄養症の犬種は骨格の作り上、

長時間の体を反らせるポーズには向かず、

腰を痛め、ヘルニアを誘発すると言われています。

 

犬が仰向けになって寝る理由は、その場所が安心で、

リラックスできる場所だからです。

 

でも、そんな風にゆったりくつろぎながら仰向けに寝る中で、

不意にくしゃみや咳をした時、

鼻水やタンが詰まって食べたばかりの餌やおやつを吐くこともあります。

 

仰向けになって寝ているとき、いつもと違うイビキのかき方をしていたり、

呼吸が荒くなったりしているときは、その姿勢から気管が狭くなり、

息苦しさを感じていることが考えられます。

 

念のために獣医さんに診せたほうがいいと思います。

 

 

 

まとめ

 

 

犬がおなかを見せて寝転がる行動は、生後間もない子犬が母犬に見せる行動です。

 

そんなときは飼い主の方を「お母さん」と思っているのかもしれませんね。

先にも書きましたが、弱点をさらすということは、

相手に対して相当信頼感を抱いているということを意味します。

 

仰向けになって、お気に入りのおもちゃに体をこすりつけるかのようにしたり、

背中がかゆいみたいに、床やカーペットに体をこすり付けたり、

仰向けになって足をバタバタ動かしたり。

犬が、このような行動をすることありますよね。

 

それは犬自身が仰向けになりながらおもちゃで遊ぶ楽しさ、面白さ、

飼い主の方のそばでリラックスしている心地よさを体いっぱいで表現しているのです。

 

まるで、とても気分がよく嬉しくて楽しくて仕方がない気持ちを、

分かち合って欲しいとアピールしているかのようにさえ感じられる、愛くるしいしぐさですね。

 

 

犬は感受性が強い生き物です。

気分の高揚を、信頼している飼い主の方に伝えたくて仕方がない気持ちから、

仰向けになってゴロゴロ遊んでいるのかもしれません。

 

無防備に仰向けになる愛犬の姿を見ると、

守ってあげたいという気持ちが新たになりますね。

 

 

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